日本女性の乳がんに対する意識を高め、マンモグラフィ検診率を引き上げるためのサイト

私の一言「お母さん、乳がんで死なないで」

2009年03月13日(金)

「お母さん、乳がんで死なないで!」

「お母さん、乳がんで死なないで!」
ワット隆子(あけぼの会会長)

シリーズ・私の一言  「25回目の母の日キャンペーン」            

 今から31年前、37歳のときに東京の日赤医療センターで乳がんの手術を受けました。当時、二人の子供たちは4歳、7歳と幼なかったので、がんが再発して死んでしまったらどうしよう、と子供たちのことを心配してノイローゼのようになりました。しかし、早期発見と的確な治療のおかげで、以後30年余り再発もなく、元気に生きて、あけぼの会会長の仕事を休みなく続けてきました。
 あけぼの会を通して、子供を残して亡くなった若い会員を数見てきました。お母さんとして、さぞ悲しかったことでしょう。また自分自身も志半ばで人生を閉じなければならなかった無念があったと思われます。
 神奈川のAさんが亡くなったとき、お宅に伺うと、当時13歳の娘さんが私にお茶を淹れてくれました。緊張のあまり、指先が震えていたのです。それを見た瞬間、同じ13歳になっていた自分の娘のことを思い、もし私が今死んだら、娘にも同じ緊張感を味あわせたのだと感じたのです。
そして世のお母さんたちは、乳がんを手遅れにして命を失い、子供たちにこんな悲しい思いをさせてはいけない、と強く思ったのでした。
 その思いが、今年で25回目を迎える‘あけぼの会・母の日キャンペーン’が生まれるきっかけでした。乳がんになることを防ぐことは出来ません。でも、乳がんで死ぬことは防ぐことが出来るのです。乳がんに関する正しい知識と勇気と決断、これを持った現代女性は「乳がんで死なない」と自分に誓ってほしいのです。 
これを私たちは24回の母の日キャンペーンを通して、全国的に訴えてきました。しかし、残念なことに、いまだに乳がん死を無くすことも減らすことも出来ないのが現況です。「乳がん死をなくす」これはあけぼの会会員の悲願です。悲願成就のために今年は今まで以上に力を込めた母の日キャンペーンを企画しています。このあと詳細が決まり次第、みなさんにお知らせしていきますので、後日またこちらのページを訪ねてみていただきたいと思います。

2009年03月13日(金)

「早期発見できたら」

「早期発見できたら」
東京マンモグラフィキャンペーン代表
富樫美佐子
(あけぼの会 副会長)

1999年10月、44歳で乳がんと診断され、非定型手術を受けました。それまで身近に乳がん患者を知りませんでしたので「乳がん」という病気をよく理解しないまま、悪いところを取れば良くなる、という思いで手術にのぞみました。毎年、健康診断で乳がん検診(視触診)も受けていたのですが、遡って3年前に1センチのしこりを見つかり、エコー検査をしましたが、何でもないということでその後は気にしていませんでした。’99年8月末にピンポン大のしこりを見つけたときはびっくりしましたが、前年も何でもなかったし、何より痛みがありましたのでがんではないと思っていました(がんは痛くないと聞いていたので)。

しかし4センチ近いしこりは怖かったので、再度エコー検査を受けました。「乳がんではないでしょう。ただ100%違うとは言えないので、もしあなたが白黒はっきりさせたかったら、しこりを取って調べます」と言われました。私は調べて欲しいと思いましたが、毎日消毒に通院するには遠かったので、家の近くの総合病院を探し受診してはじめてマンモグラフィ検診を受けました。当時はマンモグラフィ検診も自己検診も知りませんでしたし、検診(視触診)を1年に1回ちゃんと受けているからだいじょうぶ、と考えていました。こんなレントゲン検査があるのだと、感心したのを覚えています。今考えると知らない、ということは恐ろしいことだと思います。

その後、病理検査でリンパ節の転移がなかったので抗がん剤点滴はしなくてよい、と言われ安心しましたが、2年後の定期検診で肺転移が見つかり「治療を一生続けなくてはならない」と言われました。4年間は毎週抗がん剤点滴に通いました。現在はホルモン剤を飲み続けて小康状態を保っているのですが、いつどうなるか不安をもって生きています。家族に対しても精神的にも経済的にも負担をかけ申しわけない気持ちでいっぱいですが、生きていくのが家族への恩返しだと思っています。

2000年以降、日本でも乳がんに対して注目をはじめ、40歳以上には「マンモグラフィ検診」を推奨していますが、実際の受診率はなかなか上がってこないのが実情です。私の経験から「早期で見つけていたら」といつも思います。まだ乳がんを経験していない方は絶対に自分がならない、と言う保障はありません。乳がんの予防は現在でははっきりしたものはないからです。「がん家系」もほとんど関係ありません。なるべく早期で見つければ、治療も大変ではなく、再発率もかなり下がります。ごく早期であれば乳がんは治る、とも言われています。

マンモグラフィ検診は触診では見つけにくい小さなものを写しだしてくれるのです。「東京マンモグラフィキャンペーン」は40歳以上のマンモグラフィ検診率向上を目指しています。乳がんを他人事としないで、自分のためにはもちろん、ご家族のためにも「乳がんで死なない」ためにぜひご自分の身体に関心を持ってください。

2008年11月28日(金)

富樫代表コラムVol.4 「患者を生きる」

東京マンモグラフィキャンペーン代表の富樫美佐子(BCNJ-あけぼの会副会長)です。
もうすっかり寒くなってしまいましたが、風邪やインフルエンザ対策は万全ですか?
手洗い・うがいの励行はぜひなさってくださいね。

さて、私事で恐縮ですが、先日11月18日から23日までの6日間、朝日新聞「患者を生きる」というコラムに“仲間と”というタイトルにて掲載されました。「患者会」と「医師と患者のコミュニケーション」というテーマで10月1日から5回ほど取材されました。朝日新聞購読で登録する必要があるようですが、こちらでもご覧いただけるようです。 (http://aspara.asahi.com/kanja/login/kanja.html)
私の体験談を手術前から術後、再発転移後、診察時、あけぼの会での活動と紹介しています。「新聞を読んで」とあけぼの会事務局へもかなりのお電話をいただきました。
微妙なニュアンスの違いが少しありましたが、さすが記者さん、きれいにまとめていただきました。本当はもう少し「あけぼの会の30年のあゆみ」や「東京マンモグラフィキャンペーン」についてもフォーカスして書いていただきたかった、というのが本音ですけど。

今年もあとわずかですが、2008年にマンモグラフィ検診を受診された方はどのくらいいらっしゃいますでしょうか? 勇気をもってはじめて受診された方が増えていることを願っています。受けてない人も、受けた人も、1年に1回(世間では2年に1回と言われていますが)、2009年は(2009年も(?!))マンモグラフィ検診を受けてくださいね、あなた自身のために。早期発見早期治療で乳がんは充分治る可能性はあるのですから。

2008年10月31日(金)

富樫代表コラムVol.3 「乳がん月間」

東京マンモグラフィキャンペーン代表の富樫美佐子(BCNJ-あけぼの会副会長)です。みなさん、この乳がん月間、シンポジウムやライトアップなど様々な趣向が凝らされたピンクリボンのイベントにはご参加いただけましたでしょうか。お知らせしましたとおり、TMMGでは10月1日に東京・新宿都庁前の都民広場でマンモグラフィ検診の促進を、あけぼの会では10月12日に東京・朝日ホールで「30周年記念全国大会」を行いました。どちらのイベントもお蔭様でたくさんの方々にご参加いただき、多くの新たな仲間との出会いの機会となり、スタッフ一同感激もひとしおでした!30周年記念大会ではあけぼの会が30年の間に積み重ねてきた乳がん患者としてのいろいろな活動が意義深いものであることをあらためて確認することができました。

今年もより一層盛り上がった乳がん月間、そしてピンクリボン活動。東京はじめ全国各地で建物をピンクにライトアップしたり、様々なピンクリボンマークの入ったグッズが発表、販売されたり、また、シンポジウム、トークショー、ライブなどもたくさん行われましたね。そんな中、ここ数年ピンクリボン活動が盛んになってはいますが、どれだけの人が乳がん検診とくにマンモグラフィ検診を受けてくださったかな?と思うと少し不安を感じました。女性であればどなたでも乳がんになる可能性があり、早期発見早期治療がおおぜいの方の命を救っています。

TMMGでは“都民のマンモグラフィ受診率アップ”という軸で乳がん検診受診の促進に務めています。この乳がん月間だけにとどまらず、この活動を継続し広めてゆくことにより、より多くの都民の女性たちがマンモグラフィ検診を身近に感じ、定期的な受診を当然のように行い、そして乳がん死が減少することを願っております。

2008年09月30日(火)

富樫代表コラムVol.2 「あけぼの会30周年」

東京マンモグラフィキャンペーン代表の富樫美佐子(BCNJ-あけぼの会副会長)です。いよいよ10月は乳がん月間です。東京はじめ全国、そして世界各地で、ピンクリボンマークや乳がんのキャンペーンをたくさん目にする時期。ぜひ皆さんも秋のさわやかな風を感じながらイベントを楽しみ勉強し、「1年に1回は乳がん検診に行きましょう」が当たり前の東京になるようにアピールしてゆきませんか。

ところで、私の所属いたします<あけぼの会>はおかげさまで今年30周年を迎えました。節目を迎えるにあたって、全国4ヶ所で記念大会「日本縦断ピアノコンサートとパネルディスカッション」を行っており、各地で感激の声を多数いただいております。あとは10月12日の東京のみとなりました。今後も乳がん死を減らすための様々な活動を続けてまいります。今後とも皆さまのご協力をお願いいたします。

さて、先日プレスリリースでもお知らせいたしましたが、当サイトが誇る、「都民のための検診施設検索」は既にお試しいただけましたでしょうか?この機能は、この東京マンモグラフィキャンペーンのために、都内在住の女性達のライフスタイルを考慮し、不安を解消し、いつでもどこでも気軽に検診の情報を入手いただけるように、工夫して作られた検索ツールです。

使い方はとっても簡単。お住まいの市区町村をクリックしていただくと、数秒でクリニック・病院の一覧が出てきます。「女医さんや女性技師がいるの?」、「平日の日中は忙しくて受けられないけれど、夜間、土日祝日・祭日に受けられる施設はあるの?」、「せっかくなら設備の整った施設がいい・・・」など、アンケートの結果をふまえて働く女性・時間に余裕のない女性達のニーズもしっかりと盛り込みました。そしてとっても便利なのが、グーグルの地図検索。これでいちいち探さなくても、検診施設から自宅や最寄り駅までの地図が見られて印刷までできるのです!これには驚きました。また下部に記載している各市区町村が行う「検診支援制度」もぜひ一度チェックしていただきたいですね。受け入れ人数などの制限もあるようですが、比較的安価で検診を受けられます。このように工夫がいっぱいの便利な検索機能、既に検診は決まったところで受けている、という方もぜひご覧になってください。また、使い勝手などで要望がありましたらどしどしお知らせくださいね。これを機会になおいっそう多くの方がマンモグラフィ検診に気軽に行っていただけることを願っております。

また、10月1日(水)には都庁都民広場で行われる“ピンクリボン in 東京2008”というイベントに、あけぼの会・東京マンモグラフィキャンペーンも出展することになりました。時間は16時~19時半まで、マンモグラフィ検診車の見学が出来る他、トークショー、コンサート等盛りだくさん。19時には都庁をピンクにライトアップする点灯式も行われるそうです。私共も資料の配布など行っておりますので、どうぞお気軽にお立ち寄りいただき、お声掛けください。お待ちしております!

2008年08月06日(水)

富樫代表コラム Vol.1 「 検診に行きましょう」

東京マンモグラフィキャンペーン代表の富樫美佐子(BCNJ-あけぼの会副会長)です。
今後、皆さんが検診を受けやすくなるための様々な情報や、本キャンペーンの活動を通じて感じたことなどを綴っていく予定です。どうぞよろしくお願いします。

早速ですが、TVの取材を受けました!
先日、BSiの「健康トリプルアンサー」という番組の取材を受けました。7月8日に行われた本キャンペーン発足記者会見のうれしい反響のひとつです。

この番組の中の「健康トピックス」という、ホットな健康の話題や医学会の最新の研究成果を取り上げるコーナーで、先日発表した「都民乳がん意識調査の結果」について紹介させて頂きました。

しかし、緊張しました!言いたいことがいっぱいありすぎて、短い時間でそれを上手に伝えるのは難しいものですね。しかも、間違えてはいけないと思えば思うほど、間違えてしまうから不思議です。私は、タレントさんには絶対なれないと思ってしまいました。
でも、最後には、きちんと自分の言葉で皆さんへのメッセージをお話しすることができました。放送でその部分を使って頂けるといいのですが・・・放送日程が決まりましたらお知らせいたします。

それはともかく、「マンモグラフィ検診」を受けてもらいたい。それが私たちの願いであると同時に、検診率向上がこのキャンペーンの目標です。収録でも、何度も言いましたが、とにかく検診に行ってください。
「今、どこにも異常を感じないからだいじょうぶ」、そう思って検診にいかない人が多いようですが、検診は異常がないからこそ行くものです。一度検診を受けて異常がなくても、1年後に乳がんを罹患している方もいます。
「忙しい」ことを理由に検診に行かない人も多いですね。確かに、とにかく女性は忙しい!お仕事、家事、育児、介護、毎日の生活。私も仕事と家事で毎日あわただしく過ごしていますからとてもよくわかります。ですが、乳がんは早期発見できれば、治る確率の非常に高い病気です。早くがんをみつけることができれば、それだけ治療による体の負担も、費用の負担も軽くすみますし、何といっても、早く見つかれば、命が助かる確率が高くなるのです。これ以上のことがあるでしょうか。

忙しい毎日も「命があればこそ」です。
みなさん、特に40代以上の方は年に1度は検診に行きましょう!